メンバー

教授 阿部俊明

略歴

  • 1984年
  • 新潟大学医学部卒業
  • 1984年
  • 東北大学眼科研修医
  • 1986年
  • 東北大学医学部助手
  • 1987年
  • 公立相馬病院医師
  • 1988年
  • 東北大学医学部助手
  • 1990-1993年
  • 米国国立衛生研究所留学
  • 1996年
  • 東北大学医学部講師
  • 1998年
  • 東北大学医学部助教授
  • 2002年
  • 東北大学大学院医学系研究科附属創生応用医学研究センター
    細胞治療開発分野教授

    現在に至る

ごあいさつ

約35~40億年前に誕生し、最初は1つだった生物は、現在では5,000万とも8,000万とも言われる種類が 存在すると言われています。進化の過程で8,000万まで“多様性”を持った、という言われかたもします。
この多様性に大きい影響を与えたのは今から5億4,300年前のカンブリア期であるとされています。 大きい影響を与えた原因にはさまざまな説があります。
酸素の増加なども重要な枠割りを担っているでしょう。
しかし、我々は “眼の誕生“が重要な役割を担ってきたと信じています。 カンブリア期にちょうど時期を一致して 突然出現したと考えられる眼は(三葉虫?)、一時期この生物に独占的な世界を与えました。それまでは触覚などが 主な感覚器だった生物が、眼の誕生で独占的に獲物を獲得し、外敵より簡単に自分の身を守れるようになりました。 この生物の独壇場を打破するために生物の多様性が出現したというわけです。外敵から守るための体色の変化や一見強そうに 見える外見の変化はまさにその現れです。

私の研究室はこの眼の研究を行っています。とくに神経網膜の治療法の開発を目指しています。眼は生命の多様性を もたらしてきたし、現代でも眼の正常な機能なしに生活の質の維持・向上はありえません。まだまだ難治性で治療法のない眼疾患、 特に網膜疾患がたくさん存在しますが、この眼を守ることに細胞移植や遺伝子治療といったものを導入して、新しい治療法を 開発しようとする研究室です。
眼科学教室と一緒にさまざまな治療法の研究が早く臨床の現場に導入されることを常日頃から 念頭におき、研究を行っています。